中辰の逸品しらすとカタクチイワシの違いとは

しらすの名称は時代劇から
中辰商店でもお馴染みの「しらす」ですが、この名称がつけられた理由はいろいろな説があります。一つは時代劇に出てくる代官所のお裁きをする場所からきたと言われています。お裁きの場所のことを当時の人は、お白州と読んでいたそうです。
お白州は、一面に真っ白な砂が敷かれていました。しらすを一面に広げて干すと、この場所に似ていたため、そう名付けられたといわれています。
もう一つの由来は、しらすと呼ばれるカタクチイワシなどが真っ白な魚だったため、体が白い子、白子でしらすとついたという説もあります。両方とも似たようなものや、特徴的な見た目から連想されるものが名前になったことが分かります。
しらすの種類とは
中辰商店で販売しているしらすの多くは、カタクチイワシの稚魚が使われています。このカタクチイワシが以外にマイワシ、ウルメイワシの稚魚がしらすとして流通することもあります。イワシだけが材料と誤解をされることが多いですが、しらすはイワシだけではなく、アユやニシンなど体の色が透明や白色をしている魚の稚魚を総称で呼ぶ言葉が正しいです。
カタクチイワシ以外でも、体が白系のものはしらすと呼ぶため漁が行われている地域や、中辰商店のような販売している場所によってしらすと呼ばれていても使われている魚が違うことが面白い特徴です。
間違いやすいのはシロウオです。見た目は白くて細長いしらすのような形をした魚ですが、スズキ目ハゼ科という仲間に分類されます。しらうおよりも少し大きく5から10センチ低度に育つ種類です。
しらすが美味しい旬とは
たんぱく質やカルシウムなどが豊富なしらすですが、旬の時期に食べることでより美味しさが増します。魚の種類によってその旬は異なりますが、マイワシは冬から春にかけて産卵するため春が多くとれる時期になります。ウルメイワシはそれよりも少し遅い4月から2ヶ月程度に産卵し、夏前に旬を迎えます。
中辰商店のように海産物店が使用するしらすの材料ともなるカタクチイワシは、一年中産卵をしているため年中その美味しさを楽しめます。サイズは小さめですが歯ごたえやプリプリとした食感を楽しみたい方は春、栄養をたっぷり含んで脂がのっているものは秋と旬のポイントを押さえると、同じしらすでも味や食感の変化を楽しめます。
旬も大切ですが、しらすを特に美味しく食べるためには漁を行っている近くで食べることです。鮮度が重要な食べ物なので、中辰商店のように商品の流通状況やしらすを傷つけずに漁をしているので見た目や口当たりが良くなり、理想の状態のしらすが食べられます。
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